前作をクリアした人も、SCを知らない人も、最初に押さえておくと後が楽になる話をまとめました。ストーリーの核心は避けつつ、実プレイで困りやすいところを優先しています。
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はじめに
『空の軌跡 the 2nd』は、エステルが正遊撃士になってからの旅を描く作品です。前作『空の軌跡 the 1st』の続きであり、原作でいう『英雄伝説 空の軌跡SC』をフルリメイクしたものでもあります。
物語は重いし、依頼は期限があるし、戦闘は前作より一段だけ頭を使います。そのぶん、序盤でやり方を間違えると中盤で「クオーツが足りない」「BPが足りない」「この魔獣、図鑑にいない」となりがちです。
この記事では、体験版と原作SCの知識を踏まえて、
- ゲームの立ち位置とシステムの要点
- 最初の数時間でやるべきこと
- 章をまたいでも通用する進め方
- 取り逃しやすい要素と戦闘の考え方
を、実際に手を動かす順番で書いています。完全な全クエスト網羅ではなく、「迷ったときに戻って読めるメモ」として使ってください。

この作品がどういうゲームか
舞台はリベール王国。クーデター事件のあと、各地で説明のつかない異変が続きます。エステルは正遊撃士として現場を回り、行方のわからないヨシュアを追いながら、結社《身喰らう蛇》の影に近づいていきます。
章立ては原作SCと同じ骨格です。
- 序章「乙女の決意」
- 第1章「忍び寄る影」
- 第2章「荒ぶる大地」
- 第3章「狂ったお茶会」
- 第4章「霧魔の標的」
- 第5章「守るべきもの」
- 第6章「絆の在り処」
- 第7章「四輪の塔」
- 第8章「混迷の大地」
- 終章「空の軌跡」
前作との違いは、パーティが長く4人で動くこと、クラフトとSクラフトの種類が増えること、釣りやカジノ、ビューワーモードといった遊び込み要素が本格的に入ることです。戦闘は前作と同じく、フィールドのクイックバトルとコマンドバトルを行き来します。今作ではそこに「ブレイブラッシュ」が追加されています。
難易度は6段階です。
- Very Easy / Easy:物語優先
- Normal:標準
- Advanced:今作で増えた中間難易度
- Hard / Nightmare:構築とAT管理が前提
難易度はオプションからいつでも変えられます。最初はNormalかAdvancedで始め、詰まったら一時的に下げるのが一番ストレスが少ないです。Nightmare固定で実績を狙う場合だけ、途中変更の扱いを先に確認してください。
前作クリアデータがあると、クラシックスタイルの衣装などが入ります。戦闘力そのものが大きく変わるわけではないので、未クリアでも問題なく始められます。
最初に理解しておくシステム
クイックバトルとコマンドバトル
フィールドで敵に接触すると、まずクイックバトルです。回避、通常攻撃、ジャンプ攻撃、クラフト、ブレイブラッシュをリアルタイムで使います。敵をスタンさせると、こちら先行でコマンドバトルに入れます。逆にハードアタックを食らうと、敵先行になります。
雑魚はクイックバトルだけで倒せることも多いです。ただ、経験値とセピスをしっかり取りたいなら、スタンを取ってコマンドへ移したほうが得です。タクティカルボーナスが乗りやすく、ATボーナスも奪いやすいからです。
ボス戦は最初からコマンドバトルです。ここで効くのが、ATバー上のボーナスです。クリティカル、CP回復、EP回復、効果1.5倍、セピス奪取など。欲しいボーナスが乗ったターンをSブレイクや遅延で奪う、というのがこのシリーズの基本です。
ブレイブゲージとブレイブラッシュ
ブレイブゲージは攻撃、追撃、フィールドの破壊などで溜まります。クイックバトルではゲージ2本でブレイブラッシュが使え、範囲が大きく、格下処理が一段速くなります。コマンド側では、スタンやクリティカル、オーバードライブ中の攻撃からブレイブアタックが発生し、チェインにつなげるとCPも戻ります。
序盤でやりがちな失敗は、ゲージを温存しすぎて何も使わないことです。雑魚ではブレイブラッシュとチェインを回してゲージ循環に慣れ、ボス前だけ残す、くらいの感覚で十分です。
オーバードライブ
デバフ解除、強化、攻撃時のブレイブアタック確定など、立て直しと攻めの両方に使えます。ボスが状態異常をばら撒く章から重要度が上がるので、発動条件は早めに確認しておくと安心です。
オーブメントとクオーツ
今作の戦術オーブメントはスロットが7つあります。クオーツをはめるとステータスが伸び、ライン上の属性値の合計でアーツが開きます。スロット自体も強化でき、上位クオーツを載せられるようになります。
序盤に優先したいのは派手な攻撃クオーツより、次の4つです。
- 行動力:手番が回る
- 駆動:アーツの詠唱が短くなる
- 省EP / EP:回復と範囲アーツを維持できる
- HP / 防御:前衛が落ちにくくなる
ラインの形はキャラごとに違います。アガットのように短いラインが多い人は高位アーツが出しにくく、クローゼやオリビエはアーツ向き、という役割分担は原作からあまり変わっていません。無理に全員を魔法アタッカーにしないほうが、セピスも装備も節約できます。

BPと遊撃士ランク
依頼を報告するとBPが入り、ランクが上がると装備やクオーツがもらえます。同じ依頼でも、選択肢や報告の仕方でBPが伸びます。画面上でBPマークが付いている選択肢は、基本的に正解を選んだほうが得です。
序章〜1章で確認されている主なBP選択肢は次の通りです。
- すぐに起きる
- 襲撃してきた猟兵団
- 新たな拠点に移動した
- 連絡をする必要がない
- 白い影の去った方角
- 人為的な操作によるもの
- 他にご用はない?
全部完璧に取らなくてもクリアはできます。ただしランク報酬には後から欲しくなるものが混ざるので、掲示板は街に着いたら毎回見る習慣をつけてください。
序盤の始め方
開始直後にやること
グランセル城の空中庭園から始まり、ロレント、ブライト家を経てル=ロックル訓練場へ入ります。動かせるようになったら、まず2階の部屋で装備を回収し、1階で手帳とオーブメントの説明を受けます。
ここでやっておくと後が楽な作業は次です。
- 遊撃士手帳を一度開く
- フィリスから料理手帳をもらう
- ロベルトの工房でHP1、精神1、防御1、行動力1あたりを合成する
- リベール通信第1号を買う
料理は最初から成功率100%ではありません。失敗してもレシピは残るので、材料が安いものは積極的に作ります。後で攻撃料理や回復料理が戦闘の保険になります。
訓練場とバルスタール水道
アネラスが同行します。最初の連続戦闘は、クイックバトルの練習だと思ってください。水属性耐性の敵には火や風で押すと早いです。
水道ではレバー操作で行き来します。先に右へ倒して宝箱を取り、戻って左へ進む、という順番が無駄が少ないです。奥でクルツと spar します。防御を上げてくる相手なので、物理だけに頼らずアーツを混ぜ、HPが落ちたらSクラフトで畳みかけると安定します。
このあたりで戦闘手帳の登録を意識し始めると、後で「あの敵、もう出ない」となりにくいです。倒し切れない相手でも分析や撃破条件を満たせば登録されることが多いので、新しい見た目の魔獣は一度は戦ってください。
1章のパートナー選び
1章開始時、シェラザードかアガットかを選びます。選ばなかったほうはしばらく外れ、のちに合流します。ストーリーの大筋は変わりません。
実務上の目安はこうです。
- シェラザード:鞭の妨害、支援クラフト、アーツも使える万能型。ヘブンズキス系の加速が強く、パーティ全体の回転が良くなる
- アガット:大剣の単体火力。1章でクローゼやオリビエが入りやすいことを考えると、物理役が欲しい人向き。装備の男女分けがあるため、男性枠を先に確保できる利点もある
初めてならシェラザードのほうが事故りにくいです。支援と解除が手に入る安心感が大きいからです。火力不足を感じる人、ティータ加入後の編成を先に見据える人はアガットでも問題ありません。どちらを選んでも3章終わり付近で揃うので、取り返しのつかない選択ではありません。
定期船の中で忘れないこと
グランセル発着場では、階段下の行き止まりにセピス塊があります。船内ではロイドに話しかけると釣り手帳と最初の竿がもらえます。船長や乗務員にも一通り話しかけてから席に戻ると、イベントの抜けが減ります。リベール通信第2号もここで買えます。
釣りは今作では繰り返し遊べます。釣った魚は手帳登録と料理材料になります。移動の合間に水面を見つけたら、数回でいいので竿を出してください。後で「この釣り場、もう来られない」となる場所があります。

効率よく進めるための考え方
街に着いたらこの順で回る
新しい街に着いたら、メインを進める前に次を済ませます。
- 遊撃士協会の掲示板
- 武器屋・工房・雑貨
- 酒場と食堂(料理、新聞、噂)
- カジノや書店があるなら書籍
- 街の端まで歩いてNPC会話
軌跡は「話したかどうか」で依頼やアイテムが動きます。特に新聞『リベール通信』と小説『賭博師ジャック』は、後の交換やイベントに絡みます。見かける号は買っておくのが安全です。
サブクエストは「長」から潰す
1章の掲示板には、食材集め、紺碧の塔の写真撮影、手配魔獣などが並びます。所要時間が長い依頼から先に受けると、移動がまとまります。
例として1章でやりやすい流れは次です。
- 協会で依頼を全部受ける
- マノリア方面で食材と手配魔獣をまとめて処理
- 灯台の試運転は操作順を間違えなければ短時間
- 紺碧の塔は写真撮影ついでに宝箱と魔獣図鑑
- 日曜学校や跳ね橋は街周辺で回収
「来たれ食材ハンター」は6種類揃えて渡すとBPが伸びます。角、牙、骨、鳥肉、鳥卵、魚卵です。塔や街道を先に回れば自然に揃います。ばらばらに渡さず、揃ってから報告してください。
写真撮影は指定エリアの中央で撮ります。同行者がいると会話が変わることがありますが、今作では先に撮っても追加BPを逃しにくい、という情報が出ています。迷ったら先に撮ってしまって構いません。
手配魔獣は状態異常持ちが多いです。毒や暗闇対策のアクセサリを1つ持っていくだけで、回復薬の消費がかなり減ります。
セピスとミラの作り方
序盤のボトルネックはセピスです。スロット開放とクオーツ合成で一気に減ります。対策は単純で、
- フィールドの光る破壊物を壊す
- クイックバトルでブレイブラッシュを回す
- セピスボーナスが乗ったATを奪う
- シャイニングポムを見つけたら逃さない
です。ポムはマップを出入りすると出やすい場所があります。無理に無限周回する必要はありません。工房で「今必要な1と2」だけ作り、3以上は章が進んで合成解禁されてからで十分です。
ミラは依頼報酬が安定しています。武器は新しい街の品に更新し、古い武器は売って構いません。ただしATS寄りの防具や、状態異常無効のアクセサリは売らないでください。終盤の塔や浮遊都市で同じ系統が必要になります。
戦闘を速く、かつ安定させる
雑魚戦の型はこれで足ります。
- クイックバトルで回避しつつスタンを取る
- 先制ブレイブアタックでATボーナスを奪う
- 範囲クラフトか弱点アーツでまとめて倒す
- 残った一体でチェインを回してCPを戻す
タクティカルボーナスは、全部狙うと時間が溶けます。普段は「ノーダメージ」「弱点」「側面特攻」くらいを意識し、経験値が欲しいときだけアイテム3回使用や回避カウンターを足す、が現実的です。倍率3を狙うなら、敵が多い隠しエリアのほうが条件を重ねやすいです。
ボスでは先に分析し、封技・封魔・即死の有無を見ます。Sクラフトは温存しすぎず、敵の大技の前に割るか、クリティカルボーナスの乗ったターンに重ねます。回復は「落ちてから」より「次の範囲攻撃の前」です。クローゼがいる編成ならラ・キュリア系、いなければ回復薬と料理を惜しまないほうが結局速いです。
パーティの役割を固定しすぎない
よく使う役割の目安です。
- エステル:掛け声、回復、近接。どこでも置ける
- ヨシュア:遅延、単体、先手。AT操作役
- シェラザード:妨害と加速
- アガット:単体破壊
- オリビエ:アーツと支援
- クローゼ:回復と範囲アーツ
- ティータ:砲と設置。位置取りが大事
- ジン:物理と耐久
強制編成の章があるので、全員の武器とクオーツを最低限更新しておく必要があります。「使わないから店売り」は危険です。離脱中のメンバーも、戻った瞬間に戦力になるよう工房だけは合わせておいてください。

章が進んでから効いてくる注意点
取り逃しやすいもの
今作も、期限付きの依頼と地域封鎖があります。特に気をつけたいのは次です。
- サブクエストの未受注・未報告
- 期間限定の料理と書籍
- 戦闘手帳の地域限定魔獣
- 釣り場と宝箱
- カジノ景品
- ランク報酬の売却
関所を越えると前の地方へ戻れなくなるタイミングがあります。飛ぶ前に、協会報告、新聞、宝箱、釣りを一通り確認してください。原作SCを知っている人でも、リメイクでは配置や報酬が少し変わっているので、記憶だけで飛ばさないほうがいいです。
隠し依頼も存在します。街のNPCに2回以上話しかける、特定のアイテムを持って会話する、掲示板以外の場所で発生する、といった型です。メインの目的地に直進する前に、地図のアイコンと協会の会話を見る習慣があると拾えます。
四輪の塔と高難易度戦闘
中盤以降、属性の違う塔が舞台になります。塔ごとに厄介な状態異常が違います。原作の感覚では、
- 毒・石化
- 暗闇
- 即死・気絶
- 封技・封魔
といった偏りがあります。無効アクセサリを人数分そろえるのが一番安い対策です。回復役を外した編成を強いられることもあるので、エステルやヨシュア側でも回復手段とデバフ解除を1つは持たせてください。
執行者との戦闘は、分身や反射、レイジブースト(上位のレギオンブースト)でテンポが崩れます。本体を優先する、駆動を切る、オーバードライブでデバフを払ってから畳みかける、が基本です。負けても進行する戦いがあるので、装備を残さず全部載せた状態で入ってください。
終盤の浮遊都市
終盤は探索範囲が広く、装備更新と収集の最後の機会が重なります。食堂の新聞、居住区の端末、データ関連のアイテムは、特定の石や書籍を持っていないと出ないものがあります。8章までの収集物を捨てていないかが分岐になります。
ここまで来るとアーツが自由に使いやすい場面も増えます。パーティを好みで組める時間があるので、育成が薄いメンバーをここで経験値に当てると、最終盤の強制編成が楽になります。経験値制限系の実績を狙う人だけ、雑魚を避けるルートを別途用意してください。
料理、釣り、ビューワー
攻略だけなら必須ではありません。ただ、料理は戦闘前のバフと回復手段として実利があります。新しい食堂を見つけたら全種類買って食べる、が一番漏れません。
釣りは竿とエサで魚が変わります。手帳埋めのリワードがあるので、新しい水域では記録だけでも残してください。
ビューワーモードは進行と衣装入手で中身が増えます。攻略の合間の息抜き用です。写真撮影のために進行を止める必要はありません。
実際に詰まりやすいところへの答え
クオーツが足りない
スロット開放を急ぐより、今の章のアーツが1つ開くラインを優先します。回復がティア系、攻撃がエアリアルやファイアボルト系まで出れば、1〜2章は足ります。
BPが足りない気がする
報告忘れが一番多いです。協会に戻らず次の街へ行くと、依頼が消滅することがあります。章を閉じる前に手帳の未報告を見るのが確実です。
敵の攻撃が当たる
命中と回避の差、暗闇、ハードアタックです。クイックバトルで無理に殴り切らず、危険な予備動作を見たらコマンドへ逃げてください。コマンドに入ったあと最初の数ターンは退却できないことがあります。
回復が間に合わない
駆動不足か、回復役のSPD不足です。回復役に行動力を積むだけで耐久はかなり変わります。薬は「高いから残す」より「今のボス用に使う」です。ゼラム系だけは最終盤用に数個残します。
育成が追いつかない
強制戦闘とボスの経験値が厚いので、雑魚を全回避しなければ極端には遅れません。遅れたと感じたら、手配魔獣と塔の宝箱敵を消化してください。経験値効率はそこが一番いいです。
前作の感覚でSクラフトを切る
今作はブレイブアタックとチェインのほうが回転しやすい場面があります。Sクラフトはボーナス奪取と締めに使い、通常の削りはクラフトとアーツに任せるほうがEPとCPのバランスが良いです。
章ごとの意識だけ先に持っておく
細かいチャートより、章をまたぐときの意識のほうが役に立ちます。
序章は操作と手帳の習慣づくり。1章は依頼の受け方とパートナー選択。2章は地震調査と新しい同行者で編成が変わるので、工房を忘れずに。3章は学園と会話イベントが多く、書籍とNPC漏れが起きやすい。4章以降は状態異常と広域攻撃が増えるので、無効装備の優先度が上がります。7章の塔は収集と高レベル宝箱の山です。8章で各地を回れる時間があるなら、そこで釣り・料理・図鑑を締めます。終章は探索と連続ボスなので、薬とEPの在庫を満タンにして入ってください。
原作を知っている人向けに一つだけ。温泉や特定メンバーの会話は、1章の同行選択の影響を受けることがあります。イベント差分を両方見たい場合は周回前提です。初周は遊びやすいほうを選んで問題ありません。
まとめ
『空の軌跡 the 2nd』は、物語を急がなくても、街と協会を丁寧に回るだけでかなり楽になります。押さえることは多く見えて、実際に毎回やる作業は短いです。
- 難易度は途中で変えていい
- 街に着いたら掲示板、店、新聞、料理
- BPマークの選択肢は正解を取る
- クオーツは行動力・駆動・省EP・HPから
- クイックバトルはスタンを取ってコマンドへ
- ゲージは温存しすぎない
- 離脱メンバーの装備も更新する
- 地域を出る前に依頼と図鑑を確認する
これだけ守れば、初周でも大きく詰まりません。完璧な図鑑や全BPは、楽しめてからで十分です。まずはエステルの足でリベールを一周し、依頼を一つずつ潰していくほうが、この作品のペースに合っています。
困ったら手帳を開いてください。今やるべきことは、だいたいそこに書いてあります。





