久しぶりにリベールを歩き直して、いちばん地味に効いてくるのがBPだった。クエストをこなしているつもりでも、会話の途中で一瞬出る選択肢を雑に選ぶと、あとから手帳を見て「括弧付きの数字が足りない」と気づく。あの小さな差が積み重なる。
この記事では、空の軌跡 the 1stでBPが加算される選択肢と、同じように見逃しやすい行動ボーナスを章ごとに整理する。準遊撃士・1級に必要な350は意外と余裕があるが、最大の395を狙うなら、ここの正解を先に頭に入れておいたほうがいい。
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空の軌跡 the 1stとBPの関係
空の軌跡 the 1stは、旧作『空の軌跡FC』のフルリメイクだ。エステルとヨシュアが準遊撃士としてリベールを回り、各地の依頼をこなしていく。評価の基準になるのがBP(ブレイサーポイント)。メインとサブの達成報酬に加えて、特定の会話や行動でボーナスが乗る。
手帳を開くと、クエストの獲得BPが「6(+5)」のように括弧付きで書かれていることがある。括弧の中が、選択肢や行動で上乗せされた分だ。BPマークが付いている選択肢だけが対象で、ただの会話選択肢は無視していい。全部の会話を正解しようとする必要はない。

最高ランクの準遊撃士・1級は350で届く。最大は395前後なので、細かいミスがいくつかあっても1級自体は落ちにくい。それでも闘魂ベルトを確実に取りたい人、クエストを全部報告したい人、次作へ綺麗なデータを残したい人は、ボーナスを拾っておいたほうが気持ちがいい。
BPが減る方向の選択肢はほとんどない。間違えても基本報酬は残る。取りこぼすのは「上乗せ分」だけだ。だから失敗してもゲームが壊れるわけではない。ただ、後から戻って選び直せない場面が多い。
最初に覚えておくこと
選択肢の正解は、だいたい遊撃士らしい判断に寄っている。
- 住民の安全を先に考える
- 情報をきちんと集めてから推理する
- 無茶でも責任を取る側に立つ
- 相手の立場を少しだけ気遣う
推理パートは、現場の赤い調査ポイントを全部見てから報告したほうがいい。見ていない状態で答えると、正解の言葉自体が出てこないことがある。
行動ボーナスも同じ扱いだ。夜の農場で最初から後ろから捕まえる、工房の発煙筒を全部外す、王都の夜間移動で兵士に見つからない、といった「会話ではない加点」も手帳では括弧に入る。選択肢一覧だけ見て安心すると、ここで落とす。
期限付きのサブクエストもBPの本体だ。章を跨ぐ移動の直前に手帳を必ず見る。ロレントはヴェルテ橋、ルーアン周辺はエア=レッテン通過が境界になる。橋を渡ったあとに「あの依頼、まだだった」と思っても遅い。

序章 父、旅立つ
序章は数字こそ小さいが、ここで雑にするとあとが気持ち悪い。ロレント周辺はあとから戻れない依頼もあるので、記者の案内や市長邸の事件を進める前に、街道と農園まわりを片付けておく。
子供たちの保護 翡翠の塔でルックとパットを見つける直前、突入の仕方を聞かれる。
- 正解:ヨシュアと同時に突入
- 加算:+1
一人で先に飛び込むより、二人で同時に入るほうが評価される。ここは序盤で一番わかりやすい加点だ。
街道灯の交換 ミルヒ街道の灯りの修理。エステルが戦闘を受け持つなら、あとの入力はヨシュア側になる。ヨシュアに戦わせてエステルがコードを入れるなら、最初の一発で合っている必要がある。
- 正解:544818
- 加算:+1
何度も間違えると加点が消える。メモしてから話しかける。
パーゼル農園の魔獣退治 夜の潜行は会話ではないが、BPに直結する。最初の一回で、視線の外から後ろを取って捕まえる。見つかってやり直しだと加点が落ちる。セーブしてから近づくのがいちばん楽だった。
- 加算:成功で+2
兵士訓練 関所近くの訓練。勝つだけで上乗せが乗る。負けると減るので、装備を少し整えてから受けたほうがいい。
市長邸の強盗事件 調査ポイントを全部見てからシェラに報告する。推理は連続で出る。
- 金庫の中の七耀石 +1
- 3〜4人のグループ +1
- 2階のテラスから +1
- 最近訪ねてきた旅行者 +1
Mistwaldの奥、ジョゼット戦の直前。
- (むう……仕方ないわね) +1
この一連で+5になる。現場を飛ばして推理だけ当てようとすると、選択肢の並びが変わることがあるので、赤い印は全部踏んでから戻る。
序章を丁寧に回すと、章末で50前後まで乗っているはずだ。ここでランクがひとつ上がると、以降の装備の気持ちが少し楽になる。
第1章 消えた飛行客船
ロレントに残っている依頼は、ヴェルテ橋を渡る前に全部報告する。エリッサのお願いも、発生は1章側だが場所はロレントだ。橋の先で「あの苺、どれだっけ」と思い出すのは避けたい。
エリッサのお願い パーゼル農園での手伝い。苺と搾乳、どちらもBPが付く。
- 表面のツブツブが赤い苺 +1
- 親指と人差し指から力を入れる +1
色がきれいな実より、粒まで赤い実。竿ではなく牛のほうで、力の入れ方を聞かれたら親指と人差し指から。順番を逆に覚えても大丈夫だが、文言はこれで固定されている。
護衛の依頼 クローネ峠の吊り橋付近。作戦を聞かれる。
- 正解:正面突破ね!
- 加算:+1
遠回りや慎重案より、遊撃士らしい押しのほうが加点される。戦闘自体は難しくないので、装備が整っていれば正面でいい。
定期船失踪事件 空賊砦の作戦会議。狙いとアジトの場所を聞かれる。
- 正解:アジトが特殊な場所にあるため
- 加算:+3
1章でいちばん大きい会話ボーナスだ。空賊が定期船を狙った理由を、立地の特殊性で説明する側を選ぶ。ここを外すと3点まとめて消えるので、迷ったらこの文言を優先する。
ボース市内の手配魔獣や隠し依頼も期限がある。南街区の事件を深追いする前に、ギルド掲示板と地図の緑印を一度全部見る癖をつけておくと取りこぼしが減る。

第2章 白き花のマドリガル
ルーアンに入ると、推理と対人の会話が増える。学園祭前後は依頼が集中するので、マノリアへ急がない。テレサ先生の件を進める前に、孤児院まわりと村の調査を終わらせる。
マーシア孤児院の調査 火事の現場を見たあと、原因と関与した人間を聞かれる。
- 何者かによって放火された +2
- 倉庫にたむろする連中 +2
自然発火や不注意ではなく、放火。動機のほうは、村で「絶対許さない」と言っていた連中、倉庫にたむろしていた側だ。調査ポイントを残したまま答えると、言葉が出てこない。建物の外と倉庫周辺を先に見る。
旅行者の説得 公爵を宿へ連れて帰る会話。連続で三つの正解が必要で、途中の「どこからの迎え?」はどちらでもBPに関係しない。
- 閣下、お迎えに参りました。 +2
- ええ!こんな粗末なところに⋯⋯ +2
- あ、閣下の足元に⋯⋯ +2
丁寧に出迎えて、宿の粗末さを指摘して、足元の小物で気を逸らす。偉そうに諭すより、相手の体面を少し残す答えのほうが通る。三連続なので、一つ外すとまとめて落ちる。セーブしてから話したほうが安心だった。
灯台後や市長邸の会話にも選択肢は出るが、BPは動かない。全部正解しようとすると疲れるので、手帳に括弧が付きそうな場面だけ意識すればいい。
学園祭準備中の隠し依頼も期限が短い。装飾や資料集めの加点は会話というより作業の完了で乗る。祭が始まる前に片付けておく。
第3章 黒の導力器
ツァイスは依頼の密度が高い。ポンプ修理を進めると期限が動く依頼があるので、エルモへ行く前に市内外の掲示とNPCを一通り当たる。
中央工房の異変 発煙筒は地下1階から4階まで全部外す。会話ボーナスとは別に、本数で加点が乗る。
紅蓮の塔の前、黒装束との関係を聞かれる。
- 正解:黒装束の連中と関係が?
- 加算:+3
事件を単発の事故にせず、黒い服の連中とつなげる側が評価される。発煙筒を残したまま塔へ行くと、あとから工房に戻れないタイミングがあるので、出発前に全部外す。
ラッセル博士の捜索 親衛隊が動いた背景。
- 正解:親衛隊がはめられたってこと?
- 加算:+3
自発的に動いたのではなく、嵌められた、という読みだ。レイストン要塞への潜入では、見つからないルートを取るほど上乗せが残る。見つかっても先には進めるが、最大を狙うならセーブしてやり直しになる。
復活愛の使者 ヴォルフ砦のブラムから始まる隠し依頼。手紙だけ渡すと基本の2、ツァイスの雑貨で「もこもこニット帽」を買って一緒に渡すとさらに+4。帽子は2000ミラ程度。忘れやすいので、ポンプ修理が発生した時点で雑貨を覗いておく。
両親への贈り物も同じ時期に出る。ティータ関連は期限が短いので、工房の異変を深追いする前に済ませる。
臨時司書の連続依頼も、一度受けると続きが出る。一回で終わったと思って掲示を見ないと、あとの分を落とす。
終章 王都撩乱
王都に入ると、推薦状と情報部の話が続く。協会での会話を雑に流すと、小さい加点を落とす。
アリシア女王への伝言 協会で推薦状の扱いを聞かれる。
- 正解:紹介状を握りつぶされちゃう?
- 加算:+1
そのあとリベール通信社で情報を確認したあと。
- 正解:リシャール大佐
- 加算:+2
夜間に西街区の大聖堂へ向かう移動は、兵士に一度も見つからないと大きく加点される。見つかると減る。ルートは北から東、空港を経由して南、西へ回る形が安定していた。ホテルを出る直前にセーブする。
人質解放作戦 仲間の安否を確認したあと、通信社での整理。
- 誰かに呼び出された +2
- クローディア姫の縁談について +2
姫が自ら動いたのではなく、呼び出された。話題の核は縁談。二つの答えを揃える。
女王救出の直前、デュナン公爵を巻き込んだ戦闘では、公爵を倒さずに勝つとさらに加点が残る。1級がすでに見えている人は無理しなくていいが、最大を狙うなら対象を絞って戦う。
終章クリア後にも帝国大使館の依頼が残る。最終戦のあと、協会と街を一度回ってからエンドに入ったほうがいい。

効率よく進めるための順番
章ごとの境界だけ意識すれば、細かい正解は手帳とこの一覧で足りる。
ロレントを出る前 街道灯、農園の潜行、兵士訓練、手配魔獣、光る石、キノコ、子猫、薬草。市長邸の推理は現場を全部見てから。橋の手前で手帳を開く。
ボースを出る前 エリッサ、護衛の正面突破、空賊砦の「特殊な場所」。市内の手配と隠し依頼。ヴェルテを渡ったあとにロレントへは戻れない。
ルーアンを出る前 孤児院の放火と倉庫、公爵の三連続。学園祭の作業系。エア=レッテンを通ると戻ってこられない。
ツァイスを出る前 発煙筒5本、黒装束、親衛隊、帽子、ティータの贈り物、司書の連続。工房船が出る前に手配魔獣の残りを見る。
王都 推薦状、リシャール、夜間の潜行、姫の二つの答え、公爵を倒さない戦闘。書物とカーネリアの最終巻も、この章でしか揃わない。
迷ったときの判断は、親切、責任、安全、情報、積極性のどれかに寄せる。ふざけた答えや投げやりな答えは、まず加点しない。
やってよかったこと、やらなくてよかったこと
全部の会話をメモする必要はない。BPマークが付いていない選択肢は、キャラの反応が変わる程度で数字は動かない。そこを気にしすぎるとテンポが死ぬ。
逆に、マークが付いている場面と、現場調査のあとの推理はセーブしてから選ぶ。連続で出る推理は、一つ外すとまとめて落ちることがある。
サブクエストの「短」「中」は、メインの次の目的地へ行く前に消化する。長期限でも、章の出口直前に残っていると忘れる。掲示板だけでなく、街のNPCの頭上も見る。リメイクは発生がわかりやすくなっているが、それでも隠し依頼は会話から始まる。
1級の350だけが目的なら、ここまでの正解を半分近く外しても届く。最大の395は、期限切れを出さないことと、この記事の会話を落とさないことの両方だ。数字そのものより、手帳の括弧がきれいに埋まっているほうが気持ちいい。
装備の話を少しだけすると、ランク報酬の闘魂ベルトは終盤の戦闘で地味に効く。CPが自然に貯まるので、クラフトを回しやすくなる。1級を逃してもクリアはできるが、取るなら終章に入る前に350を超えておきたい。
まとめ
BPの選択肢は多くない。序章の突入とコードと推理、1章の苺と搾乳と正面突破とアジト、2章の放火と倉庫と公爵の三連続、3章の黒装束と親衛隊、終章の推薦状とリシャールと姫の二つ。これに農園の潜行、発煙筒、夜間移動、帽子が乗る。
マークが付いた会話だけ覚える。現場は全部見てから答える。章の出口の前に手帳を開く。これだけで、あとから「あの一文を選んでおけばよかった」と思う回数はかなり減る。
リベールは広いようで、戻れる場所は章ごとに閉じていく。急がなくていい場面で急がないこと。それが、いちばん効く攻略だった。




