ヴェルンワースの夜は、華やかな仮面と陰謀が入り混じる。
玉座に座り続ける「覚者王」の影。療養中だと噂されながらも、公の場に姿を見せないその人物の正体を探るため、覚者は夜の舞踏会へと足を踏み入れることになる。
『ドラゴンズドグマ2』のメインクエスト「偽王の目論見」は、単なる潜入任務ではない。物語の核心に迫る重要な一歩であり、ヴェルンワースの貴族社会と偽りの王権の闇を垣間見るクエストだ。装備の準備から隠し通路の発見、そして薔薇の宮殿での決定的な瞬間まで、詰まりやすいポイントを丁寧に解説する。初めて挑戦する人も、何度も失敗した人も、このガイドを読めばスムーズにクリアできるはずだ。
クエストの概要と物語的な位置づけ
「偽王の目論見」は、ヴェルンワースでの物語が本格的に動き出す中盤のメインクエストの一つである。
覚者王は公の場に姿を見せず「療養中」とされている。しかし、ベルントが語る通り「覚者はここにいる」。では、なぜ玉座に座り続けるのか。その疑問を解くために、夜の舞踏会へ潜入し、偽の覚者王の動向を探るのがこのクエストの目的だ。
クエスト名が示す通り、「偽王」の「目論見」を暴く内容となっている。単なる情報収集ではなく、物語の分岐や後のクエストに影響を与える重要なイベントが含まれている。クリアすることで得られる「ミルメコレオのカード」は、薔薇の宮殿の利用を可能にするキーアイテムでもある。
報酬は経験値900、ゴールド6500、竜の鼓動の欠片、そしてクエスト途中で入手するミルメコレオのカード。数値自体は控えめだが、物語の進行と世界の深みを味わう価値は非常に高い。
発生条件と受注方法
このクエストは自動で発生するわけではない。以下の条件を満たす必要がある。
- 「魔物討伐」「法務官保護」「ディーサの謀略」のうち、少なくとも1つをクリアしていること。
- 上記のクエストをクリアした後、ベルントと会話して時間を少し経過させる(椅子に座って時間を進めるのが最短)。
- 夜のヴェルンワース・酒場「明星の雫」でベルントと会話し、「舞踏会への潜入について」を選択する。
ベルントは夜になると酒場に姿を現す。昼間に探しても見つからないので注意が必要だ。会話の選択肢が出たら迷わず「舞踏会への潜入について」を選ぼう。これによりクエストが正式に受注され、「宵闇の仮面」が手に入る。
受注後はすぐに準備に取りかかれる。クリア期限は「欺瞞の祝宴」をクリアするまでなので、比較的余裕があるが、物語をスムーズに進めたいなら早めに片付けておくのがおすすめだ。
必要な装備の入手方法
舞踏会に潜入するには、身分を偽るための正装が必須となる。必要な装備は以下の3点だ。
- 宵闇の仮面(クエスト受注時にベルントから入手)
- 拝謁のジャケット
- 拝謁のボトムス
これらをすべて装備していない状態でホールに入ると、兵士に怪しまれ、攻撃されて投獄されてしまう。必ず事前に揃えてから向かおう。

拝謁シリーズの入手場所
拝謁のジャケットとボトムスは複数の場所で入手可能だ。代表的な場所を挙げる。
- ヴェルンワース城ホール内
ホールに入ってすぐ右の通路を進み、突き当りを曲がった最初の部屋。仕切りの奥にある宝箱から入手できる。ディーサの謀略で城内を探索した経験がある人は、すでに取得済みの可能性が高い。 - 富裕区の民家
公財官の家や国境監視団長の家など、富裕区の民家を探索すると寝室や宝箱から見つかる。特に国境監視団長の家では上下両方を入手できる場合がある。 - 道具屋での購入
ヴェルンワースの道具屋で購入も可能だが、合計で約30万ゴールドかかる。ゴールドに余裕がある場合を除き、探索で入手した方が効率的だ。
装備は上下と仮面だけで構わない。他の防具や武器は外しておくと、兵士に疑われにくい。装備画面でしっかり確認してからホールへ向かおう。
舞踏会への潜入手順
準備が整ったら、夜のヴェルンワース城ホールへ向かう。
舞踏会は毎晩開催されるわけではない。おおよそ2日に1回のペースで開催される。入口の兵士に話しかけると、開催の有無を確認できる。開催されていない場合は、近くのベンチに座って時間を進めよう。夜になるまで待つか、数日経過させて再訪すればよい。
ホールに入り、中央付近まで進むとイベントが発生する。偽の覚者王が姿を見せ、外側の通路へ歩いていく様子が確認できる。ここからが本番だ。
隠し通路の見つけ方
イベント後、偽王が通った外側の通路を追う。廊下の奥、倉庫と衣裳部屋の間あたりに、やや凹んだ壁がある。この壁を調べる(または体を押し当てる)と、隠し扉が開く。
隠し扉の位置は、通路を歩いている兵士や貴族の会話を盗み聞きするとヒントが得られる場合がある。また、舞踏会開催中は隠し扉の近くからNPCが出入りしていることもあり、目安になる。壁に沿ってゆっくり歩き、不自然な凹みを探すのが確実だ。
隠し通路を進むと、外へ出る扉がある。扉を開けて外に出たら、右の階段を下りる。目の前に見える建物が「薔薇の宮殿」だ。裏口から入るとイベントが発生する。
薔薇の宮殿でのイベント
薔薇の宮殿に入ると、ヴィルヘルミナと出会い、偽覚者王のプライベートな様子を盗み見するイベントが発生する。覗き穴から部屋の中を窺うシーンでは、カメラ操作で視点を変えられる。物語の重要な情報を得られる場面なので、じっくり見よう。
イベント終了後、ミルメコレオのカードを入手できる(まだ持っていない場合)。このカードは薔薇の宮殿の会員証のようなもので、以降、客として利用できるようになる。利用には2万ゴールドが必要だが、特別な体験ができる施設だ。
なお、このイベントでトロフィー「貴族のたしなみ」(正装で舞踏会に出席)と「大人のたしなみ」(薔薇の宮殿に足を踏み入れる)を獲得できる。
クエストのクリアと報告
薔薇の宮殿を出たら、夜の酒場に戻る。ベルントに会話し、再度「舞踏会への潜入について」を選択して報告すれば、クエストクリアとなる。
クリア後は、ベルントから次のクエストの話を聞けるようになる。「不穏な接触」など、物語をさらに進めるクエストが控えている。
詰まりやすいポイントと対処法
このクエストでよくある詰まりポイントをまとめておく。
- 舞踏会が開催されていない
ベンチで時間を進めて再訪する。入口の兵士に確認する癖をつけるとよい。 - 装備を忘れている
兵士に攻撃されたら、装備を確認してから再挑戦。投獄された場合は脱獄してやり直す。 - 隠し扉が見つからない
廊下をゆっくり歩き、壁に体を押し当てる。兵士の会話を聞くのも有効。マップで不自然な空間がある場所を探すと見つけやすい。 - 扉が開かない
舞踏会が終わって解散した後だと進行しない場合がある。開催中に行動する。 - 時間帯を間違える
すべて夜に行う必要がある。昼間に向かってもイベントは発生しない。
これらのポイントを意識すれば、スムーズに進行できるはずだ。
関連するクエストと後の影響
「偽王の目論見」は単独で完結するクエストではない。前後のクエストと密接に結びついている。
- 前クエスト:ディーサの謀略、法務官保護、魔物討伐のいずれか
- 後続クエスト:不穏な接触、欺瞞の祝宴など
また、ミルメコレオのカードを入手することで、薔薇の宮殿を自由に利用できるようになる。ここでの体験は、物語の雰囲気をさらに深めてくれる要素だ。
ヴェルンワースの貴族社会や偽の王権の裏事情を知る上で、このクエストは欠かせない。クリア後にベルントと再び会話すると、アロルドの噂など新たな情報が得られることもある。
攻略のコツとプレイの楽しみ方
このクエストの魅力は、ただ目的を達成するだけでなく、ヴェルンワースの夜の雰囲気を味わえる点にある。舞踏会会場では、貴族たちの会話を盗み聞きできる。偽王の目論見中は、二人組の貴族や兵士に近づくと興味深い話が聞けるので、積極的に探索しよう。
装備を揃える過程で富裕区の民家を探索すると、他のサイドクエストのヒントやアイテムが見つかることもある。効率を重視するなら最短ルートを、世界観を味わうなら寄り道を楽しむのがおすすめだ。
また、このクエストはストーリー分岐に関わる要素を含んでいる可能性がある。クリアするかどうかで後のイベントやエンディングに影響が出る場合があるので、物語をしっかり進めたい人は必ずクリアしておこう。
まとめ:偽りの玉座の真相に迫る
「偽王の目論見」は、覚者としてヴェルンワースの闇に足を踏み入れる重要なクエストだ。装備の準備、舞踏会への潜入、隠し通路の発見、薔薇の宮殿での決定的な瞬間。これらすべてが、物語を大きく動かすきっかけとなる。
詰まりやすいポイントを押さえておけば、スムーズにクリアできる。夜のヴェルンワースを歩き、偽の王の影を追う体験は、ドラゴンズドグマ2ならではの緊張感と興奮を味わわせてくれる。
ベルントに報告を終え、次のクエストへ進む準備が整ったら、ぜひこのクエストで得た情報を活かしてほしい。偽りの玉座の裏に何が隠されているのか。その答えは、これから先の冒険で明らかになっていく。
ヴェルンワースの夜は、まだ終わらない。覚者よ、偽王の目論見を暴き、真実へと歩みを進めよう。




