中世の墓場を舞台にした異色の経営シミュレーション『グレイブヤードキーパー』の続編が、2026年9月22日に登場した。前作から8年、プレイヤーは再び異世界に放り込まれ、今度は「大査問官」として街の再建とゾンビの群れとの戦いを担うことになる。墓地の管理、死体の解剖、生産の自動化、そして街の区画を一つずつ取り戻していく過程は、前作の魅力をしっかりと引き継ぎつつ、より深みとスケールを増している。
この記事では、初めてのプレイヤーから前作経験者まで、効率よく進められるよう、序盤の動き方から中盤の自動化、街の防衛・再建までを詳しくまとめた。エネルギーと狂気の管理、技術ツリーの優先順位、死体の使い分け、ゾンビの運用方法まで、実際にプレイして詰まりやすいポイントを中心に解説していく。
ゲームの基本と前作からの変化
『グレイブヤードキーパー2』は、Lazy Bear Gamesが開発し、tinyBuildが配信する中世風墓地経営シミュレーターだ。プレイヤーは地下牢で目覚め、査問官としての立場を引き継ぎながら、荒廃した街を立て直し、ゾンビの脅威から守っていく。
前作との大きな違いは、街が本格的にアクセス可能になった点にある。前作では遠くに見えるだけだった街が、今作ではプレイヤーの手で区画ごとに解放・再建していく対象になった。ゾンビは労働力としてだけでなく、戦闘部隊としても活用する。地下工場での半自動化やコンベアベルトを使った生産ラインも導入され、手作業の負担が大幅に軽減されている。
移動はマイルストーン中心になり、前作のテレポート石のような手間が減った。技術ツリーに加えて、個々のゾンビが独自に才能を伸ばす仕組みも加わっている。全体として「説明不足は残るが、取り返しのつかない分岐に縛られる感覚は薄くなった」というのが多くのプレイヤーの感想だ。
序盤の進め方:最初の数日でやるべきこと
ゲーム開始直後は、地下牢からの脱出から始まる。鎖を外し、サビたつるはしを手に入れて棺を壊し、ラリー(話す頭骨)と一緒に外へ出る。キノコやベリーを拾ってエネルギーを補給しながら進もう。
拠点に到着したら、まずは死体の処理と最初の埋葬を優先する。ロバから死体を受け取り、安置所に運んで調べ、必要なアイテムを取り出す。設計台で空の墓を作り、シャベルで掘って死体を埋めたら木札を立てる。これで埋葬証明書が手に入り、十字路にいるヘルベルトに提示するクエストが進む。
この段階で意識すべきは、エネルギーと狂気の管理だ。エネルギーは作業の燃料で、尽きると動けなくなる。狂気はその上限を削る。最大エネルギーはおおむね「100から狂気を引いた値」と考えてよい。減ってから食べるのではなく、減る前に食べる習慣をつけることが大事だ。キノコやベリーは序盤の貴重な食料になる。
次に技術ツリーを開き、優先して解放する分野を決める。おすすめの順番は以下の通りだ。
- 木の概念 → 伐採 → 木工I(板材を安定して作れるようにする)
- 園芸 → 石臼 → パン(食料の安定供給)
- 石の概念 → 陶芸I(釣り竿関連のクエストに必要)
- 軟部組織 → 皮膚と骨 → 頭蓋と歯(解剖の基礎)
木工を優先する理由は、ほぼすべての建築とクラフトに板材が必要だからだ。パンが作れるようになればエネルギー管理が楽になり、陶芸を進めると釣り竿が手に入り、食料と信仰の選択肢が広がる。
周囲のゴミの山や壊れた樽は積極的に壊そう。青銅の釘やスクラップ、板材が手に入り、序盤の資金代わりになる。

エネルギー・狂気・食料の実践管理
エネルギーが底をつくと狂気の上昇が加速する。睡眠はゲームのセーブタイミングでもあるので、ZZZアイコンが出る前にベッドで休む習慣をつけたい。ベリーパイ(生地4とベリー6で4個作れる)は狂気を3減らしつつエネルギーを回復させる便利なアイテムだ。
食料は小麦の栽培を早めに始めよう。ヘルムから麦の種を買い、庭を整えて苗床を設置する。収穫した小麦をヘルムに納品するクエストもあるので、並行して進められる。パンが量産できるようになると、作業時間が格段に伸びる。
釣りも序盤から有効だ。陶芸で皿を作り、関連クエストを進めると釣り竿が手に入る。ローチやガッジョンを釣ってヘルムに納品するクエストもあるので、暇な時間に川へ出かけてみよう。
死体の解剖と墓地品質の上げ方
死体の扱いは今作の核心の一つだ。解剖台で確認し、白い髑髏と赤い髑髏を意識して処理する。
白い髑髏は墓の評価に直接影響する。赤い髑髏は評価の上限を削る。空の墓や未完成の墓は墓地全体の評価を下げるので、「とりあえず埋める」は後で高くつく。理想は白い髑髏が多く、赤い髑髏が少ない状態で埋葬することだ。
赤い髑髏はゾンビの才能枠になる。死体についている赤い髑髏の数だけ、そのゾンビはパークを伸ばせる。墓用の死体からは赤い部位を抜き、ゾンビ用の死体には赤い部位を足す、という付け替えが基本戦略になる。
防腐処理や注入で後から調整も可能だ。新鮮な死体は墓用に、腐ったものや赤い髑髏が多いものはゾンビ用に、どちらでもない余りは火葬で灰にする、という三分割で回すのが効率的だ。
墓地品質を上げるには、墓石や柵の装飾も重要になる。技術ツリーで木の墓標Iなどを解放し、丁寧に仕上げていこう。品質10を達成すると「墓場の期待」関連のクエストが進む。
教会と信仰の稼ぎ方
教会を掃除し、ベンチを設置して説教を成功させると信仰が安定して得られるようになる。信仰は首輪の作成や一部の技術、クエスト進行に必要になるので、早めに教会を使える状態にしておきたい。
説教は曜日によって効果が変わる場合があるので、曜日の仕組みも確認しておこう。週のサイクルを意識すると、効率が大きく変わる。
ゾンビの作り方と運用の基本
ゾンビは今作の労働力の中心だ。最初の労働ゾンビはペスト医師のクエスト「甘い夢」で二体もらえる。夢の粉を作って渡すと、廃塔の地下で手に入る。その後もクエストで追加されるので、序盤は自分で蘇生しなくても五体程度まで揃う。
自分で起こす手順は以下の通りだ。
- 死体を解剖台で確認し、赤い髑髏の数を調整する
- 蘇生台に寝かせ、首輪を選ぶ
- 準備を押して首輪と蘇生液を消費させる
- 嫉妬の日(Envy)に蘇生装置を使う
- 台からゾンビを担いで下ろす
首輪は赤い髑髏の数をカバーできるものを選ぶ。青銅の首輪は5まで、金は10まで、鋼鉄は99まで対応する。蘇生装置は週に一度の力なので、複数体を一気に起こしたい場合は台を増やして嫉妬の日前に準備しておく。
ゾンビには才能色がある。
- 橙:建築・木工
- 赤:鍛冶・炉
- 緑:園芸・台所
- 黄:執筆・印刷
- 青:解剖・錬金
一人に一色を集中させるのが基本だ。作業台の前に置き、キューにレシピを入れておけば自動で進む。ただし材料は自分で取りに行かないので、ゾンビ供給ステーションを設置して運搬係を置く必要がある。これを忘れるとラインがすぐに止まる。
自動化と地下工場の構築
中盤以降は地下工場での半自動化が鍵になる。コンベアを組み合わせて、材料の投入から完成品の回収までを可能な限り自動化しよう。最初は単純なラインから始めるのがおすすめだ。
- 原材料の山(木か石のどちらか)
- 処理台とゾンビの配置スペース
- 出力用の箱
- 夜間作業のための照明
一つのラインが安定して回り始めてから次のラインを追加する。燃料や鉱石の処理を任せると、プレイヤーは街の再建や戦闘準備に時間を割けるようになる。
街の再建と戦闘の進め方
街は区画ごとに解放していく。特定の曜日(主にSlothの日)に戦闘が発生し、チェックポイントを旗で押さえていく形式だ。最初の戦闘で港が開放され、町の感謝度の上限が上がる。
戦闘用ゾンビは赤い髑髏の多い死体から作る。鎧と武器を装備させ、兵舎に配置する。バリケードとアーチャー塔を先に設置しておくと、消耗が大きく減る。
再建では住宅、商店、工房などをキットを使って修復する。再建した建物は新たな市場を生み、死体の質も上がっていく。街が栄えるほど良い死体が届くようになる、という循環が面白い。
傭兵を雇って戦わせることもできるが、長期的には自分のゾンビ部隊を育てた方がコストが低い。
中盤以降の優先順位と効率Tips
中盤に入ったら、以下の点を意識しよう。
- 技術ツリーは広く浅く解放してから深く掘る
- 死体は墓用・ゾンビ用・火葬用に分ける
- ゾンビは才能色を固定して専門化させる
- 供給ステーションと倉庫の配置を最適化する
- 曜日を意識して戦闘や蘇生のタイミングを合わせる
- 信仰と感謝度を安定して稼ぐ仕組みを作る
前作経験者は、自動化の自由度が高くなった点と、街の戦闘が本格的になった点に特に注目してほしい。手作業の繰り返しが減った分、戦略的な判断の比重が増している。
よくある詰まりポイントと対処法
エネルギー切れで動けなくなる:食べるタイミングを早くする。パンやパイを常備する。
ゾンビが動かない:材料切れか、道具が合っていない可能性が高い。供給ステーションを確認する。
墓地品質が上がらない:空の墓や赤い髑髏の多い死体を放置していないか見直す。装飾を丁寧に付ける。
戦闘で負ける:バリケードと塔を先に置き、装備の整った部隊を準備する。傭兵を併用するのも手だ。
技術ポイント不足:作業の種類を偏らせず、赤・緑・青をバランスよく稼ぐ。
まとめ:自分のペースで楽しむのが一番
『グレイブヤードキーパー2』は、説明が少ない部分はあるものの、システムが前作より洗練され、プレイヤーの自由度が高まっている。墓地をきれいに整え、ゾンビに働かせ、街を少しずつ取り戻していく過程は、独特の達成感がある。
最初はエネルギーと死体の処理に振り回されるかもしれないが、自動化が進むにつれて「自分の帝国を築いている」感覚が強くなる。焦らず、曜日を意識しながら一歩ずつ進めよう。
この記事が、あなたの査問官としての道のりを少しでも楽にする助けになれば幸いだ。街の再建が完了し、ゾンビの工場がフル稼働する日を楽しみに、今日も墓地の管理を続けてほしい。




